「研究奨励賞をいただいて」
近畿大学大学院 総合理工学研究科 物質系工学専攻
博士前期課程2年 八尾佑
はじめに、研究奨励賞という栄えある賞をいただきましたことにつきまして、表面技術協会関西支部実行委員ならびに関係各位の皆様方に厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
私は、大学4年生のときから「TiO2薄膜のパターニング」に関する研究を始め、まず学部卒業直前の3月に表面技術協会第121回講演大会にてポスター発表させていただきました。初めての学会発表ということもあり、緊張して全然思い通りに発表することができませんでしたが、この貴重な体験をしたことが今回の受賞につながったと考えております。初めての発表以降、学会発表を2回経験することで徐々に成長することができ、その結果、第12回関西表面技術フォーラムにて研究奨励賞を頂くことができました。これら一連のことは、「自分の未熟さ」を認識し、それを克服するために時間を無駄にすることなく必死に過ごすことを常に心がけて自分なりに努力したためだと考えています。
今回の発表においては、直前まで思ったようにデータが取れず焦りを感じることもありました。しかし、指導教員と日々議論を重ねて真摯に研究に取り組んだ結果、最後にはなんとか満足できるデータを得ることができました。本研究発表会における口頭発表後ではいくつかの質問をいただき、さらに深く研究について考えることができ、非常に有用な機会を頂きました。あらためてご質問いただいた先生方、ならびに学会関係者の皆様にはお礼申し上げます。