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新支部長挨拶

                関西支部支部長  横井昌幸(大阪府立産業技術総合研究所)

  表面技術協会の事業には産学官から多くの方が参画され、学術の発展とそれを通しての産業振興を共同で推進されております。小生は公設研究機関に身を置くものですが、本会には1977年に入会以来、皆様方に約30年にわたり特に湿式めっき技術の分野で大変お世話になってきました。これから2年間にわたり、関西支部支部長として幾ばくかのお役に立てればと思っています。関西支部会員の皆様方の積極的なご支援をお願いいたします。

 本年度から支部の体制を、三点ほど変更しております。ひとつは、常任幹事には表面物性研究会、関西フォーラム、表面科学会との合同研究会、ホームページ世話人など関西支部行事の実務をして頂いている22名の方々にお願いすることにしました。 常任幹事と幹事の役割を明確にするためです。幹事40名の方々には8月と12月の2回の役員会および総会への出席をお願いし、事業の運営方法、進捗状況等についてのご意見をいただければと思っています。 もうひとつは、支部の事務作業を(社)大阪府技術協会に委託することにしました。昨今の大学や研究機関を取り巻く環境の変化から特定の会員に事務作業をお願いすることが難しくなっていることに対応するためです。 三つ目は、新たに副支部長の役職を置くことにしました。他の多くの学会支部では副支部長を複数以上任命し、組織の継続性を確保しており、当支部でもそのようにさせていただくことにしました。

 今年度は、例年どおり、表面物性研究会、関西フォーラム、合同研究会などを予定していますが、これに加えて、91日から3日にかけて表面技術協会の第118回講演大会が,近畿大学において開催されます。 秋の講演大会は、全国6支部が順番に持ち回りで世話をすることになっており、今年が関西支部担当の年になっております。既に実行委員会が立ち上げられ、シンポジウム企画などの検討が行われております。多数の方々の積極的なご参加をお願いします。

 昨今の関西は‘元気がない’、‘経済の地盤沈下が激しい’などの声をよく耳にします。しかし、今、世界に拡がろうとしている液晶あるいはプラズマテレビなどは関西を発祥とする家電メーカによるものであり、表面技術がその役割をおおいに果たしています。 また、湿式めっきの分野でも、古くは亜鉛めっきやクロムめっき、近年では樹脂上めっき、複合めっき、銅めっきなどから酸化物や化合物半導体作成に至るまで、その新しい芽は常に関西から生まれ育っており、自負すべきことと思います。地球温暖化や産業のグローバル化に対応するため、省資源と省エネルギー技術、代替あるいは新たな技術が求められています。課題山積ですが自信と確信をもって進みたいものです。